先週までに組み立てた9つのベンチに加え、市場区からいただいたヒノキを製材してこれから製作するベンチの座面に、習字が得意な生徒が集まり「令和3年度南部中」と書きました。集まった生徒たちは、今日書くことが決まったそうで、「自分の筆の方が書きやすいなあ」と言いながら、きれいな文字を書いていました。明日からは、ニス塗りと新たなベンチの組み立てをしていきます。全員が何らかの形でベンチづくりに参加することになっています。2月後半には、各区と三ヶ根駅にプレゼントする予定です。
委員会活動は、生徒が自分たちの生活をより良くするために自主的に進める自治活動となっています。各委員会がそれぞれの活動を責任をもって行うことで、学校生活がしっかりしたものになります。今日は、3年生が卒業する前の最後の委員会で、各委員会で今年度の活動の反省をしていました。どの委員会も様々な工夫をしながら、今年度1年間、責任をもって活動をしていました。係や委員会など自分がすべきことをまじめに責任をもって取り組むことは、これからの社会生活の中で必ず力になります。たかが委員会、されど委員会です。
南部中学校は、深溝舟山に総工費約13億円をかけて建設されました。昭和58年の開校当初は、プールと武道場はありませんでした。校名も多くの候補の中から幸田町立南部中学校と決定されました。創立10周年記念誌には「斬新で都会的なセンスにあふれる校舎が徐々にその姿を現していった」と書いてあります。
下の左の絵は、南部中学校の基本構想図、右の絵は創立10周年記念誌の表紙の絵です。
本校建設が幸田町の発展と大きく関わっているとともに、学校建設に多くの方が情熱を注ぎ、多大な費用と労力がかかっていることを改めて知りました。そうした願いを受けて、南部中学校がますます発展するよう努力することが、今私たちにできることだと痛感しています。
昭和58年4月に生徒数381名で幸田町立南部中学校は開校しました。当時の山本校長は開校のあいさつのなかで「新しい校風づくりにむけて、どんな困難にも耐えていける不撓不屈の精神でやりぬこう」と述べられました。それが南部中の開校精神「やりぬく心」として今に引き継がれています。南部中学校は来年度で40周年を迎えます。そこで、2回シリーズで南部中学校の開校までの足取りを写真で見ていこうと思います。1回目は校地の造成工事です。6枚の写真を載せますので、今のどの場所か考えてみてください。