昼の放課に、3年生が声を出さずに運動場で「ソーラン」の練習をしていました。短い時間の練習でしたが、リーダーの指示の下、てきぱきとした行動で、きびきびとした動きでした。同時に、校舎内からは太鼓を打つ音が聞こえてきました。昨年度は「ソーラン」の練習すらなかなかできない状況だったそうです。3年生から「ソーラン」の動きを通して、南部中の生徒が創り上げてきた伝統や生徒文化を体で下級生に伝えたいんだと感じました。コロナ対策を十分しての「ソーラン」ですが、3年生の意気込みをぜひ、1年生に伝えてほしいと思いました。


給食の時間は、成長期にある中学生にとって大切な時間です。今日も、4限終了ととともに各学級が素早く給食の準備に取り掛かりました。特に3年生は、4限終了から10分以内に「いただきます」ができるよう、全員で協力して準備をしていました。給食当番だけでなく、それ以外の子達の動きもとても素早く、感心しました。
準備ができた後、担任の先生に食器からあふれるくらいご飯を盛り付けてもらっている生徒や、余った揚げ物をじゃんけんで勝ち取ってうれしそうに持っていく生徒の姿も見られました。コロナ禍で、席を離して無言で給食を食べていますが、それでも給食の時間は楽しそうです。


感染対策をとりながら、体育館で全校集会が行われました。校長先生から「当たり前のことをやれていることは実はとても大切なこと。当たり前のことが当たり前にできる人は、努力できる人、人の気持ちがわかる人。そういう人は学力も伸びる。今の南部中学校にある当たり前のことが当たり前にできるという素晴らしい生徒文化をさらに磨いてほしい。」という話がありました。その後、前期役員の任命がありました。体育館に響く大きな返事からは、任命された役を全うしていこうという決意がうかがえました。
続けて行われた表彰伝達では、野球部から先日行われた大会で上位入賞したと報告がありました。さらに、部長から「部活動だけでなく、生活面でも南部中学校をリードしていけるようにがんばります。」という力強い話がありました。部活動を通して心も体も成長している姿が頼もしく感じられました。

学校のツツジの花が咲き誇っています。生徒の朝の登校風景を撮ってみました。南部中学校は山の上の学校ですので、生徒たちにとっては最後の坂が大変そうです。1年生もちょっと大きな自転車を押して坂をのぼってきます。顔は少々辛そうですが、どの子もさわやかな挨拶をしてくれます。
校庭に戻ると、環境委員会の生徒達が、プランターの水やりをしていました。水をやり終わった後、ホースをきれいに巻いて整えている姿に感心しました。



